水に入れられる造花・PRESQUE(プレスク)について

水がいらない造花をわざわざ水に入れるイミとは?

presqueとはフランス語で、ほとんど、ほぼ、という意味の副詞です(英語だと almost )。
これはもうほとんど生花じゃない!? っていうか、もうどっちだっていいよね、という気持ちで名付けました。

だって、ほんとうに生花か造花かなんて、どっちでもいいと思えたから。

“水に入れられる造花”

きっかけは、以前フルールドリスでマジカルウォーターのイベントを開催したとき。

マジカルウォーターとは、シリコン樹脂を固めてアレンジメントにまるで水が入っているように見せる商品です。

透明のジェルは涼しげでとても美しく、新聞取材も受ける大盛況のイベントとなりました。

そのとき、奥様の付き添いでいらしていた男性に「どうしてわざわざこんなことをするの?」と聞かれました。

「だって、ほんとうに水に入っているように見えるでしょう?」と答えたら、「それなら水に入れたらいいのに」と。

えー!?

造花は水には入れないのが常識です。そもそも「面倒な水替えの必要がありません」というのが造花のウリなので、あえて入れることもないわけです。

メーカー各社に問い合わせると、やはりどこも「水には入れないで」と言います。理由は色落ちする、中のワイヤーが錆びるなど劣化のおそれがあるからとのこと。

一部では屋外でも使えるという “ウォータープルーフ造花” もありますが(工事現場やパチンコ店の入口に飾ってあったりします)、室内で楽しめる品質ではありません。

水に入れてるけど、ホントは入れちゃダメ

これは、アメリカ西海岸に本拠のある造花製造会社のオフィシャルビデオです。ハリウッド女優もすすめる高級造花ブランドです(今回のモニタープレゼントもここの製品を加工したものです)。

デザイナーのMattが「こうすると本当に自然だし、おすすめだよ」と、造花をじゃぶじゃぶ水に入れています。西海岸らしいおおらかさが、とてもいい感じ。

でも米国本部に問い合わせると、「当社としては造花を水に入れることは推奨できません」との返答。公式デザイナーが公式ビデオで “perfectly safe” と言っているのに?

日本人は品質にうるさいし、訴えられたりしてはいけないというのもあるのでしょうか。

 

生花だから、造花だから、という既成概念に囚われず、もっと自由に花を飾れたらいいのに

ただコップに挿しただけでもきれいな造花があればいいのに

という思いから、PRESQUEを開発しました。

– 茎に特殊な防水加工を施してあり、生花と同じように水に活けることができます –
を目指して、現在も改良中です。

そこで今回、みなさんにモニターとして実際に使っていただいたワケです。
(暑いので、コーティング部分がべたべたしたりしていないかと、ちょっと心配しています)
水の入ったガラスの器に、花がある光景は美しいものです。
PRESQUEは投げ入れで使ってほしい花なのです。

造花は飽きる!?

お客さまからも、造花は飽きるという声をよく聞きます。

生花は飽きる前に枯れてしまうけれど、造花はいつまでもあるから。でもそれは造花に飽きるのではなく、アレンジに飽きるのだと思います。

フォームに固定せず投げ入れで使えば、違う花器や組合せで使い回すことができます。「それでは新しい花が売れない」と、ある大手業者は言いました。

そうでしょうか?

造花の自由な概念が広がれば、造花アレンジのちまちました感じが苦手、ほこりっぽくなるのがイヤ、ニセモノっぽいと、これまで造花を敬遠していた方にも使っていただけるようになるのではないかと、わたしは考えています。

ぜひ、あなたのご意見を聞かせてください。


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